i-constructionとは

国土交通省では、「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています。

ICTの全面的な活用(ICT土木)

調査・測量、設計、施工、検査等のあらゆる建設生産プロセスにおいてICTを全面的に活用

規格の標準化(コンクリート工)

部材の規格(サイズ等)の標準化により、プレキャスト製品やプレハブ鉄筋などの工場製品化を進め、コスト削減、生産性向上を目指す

施工時期の標準化

公共工事は第1四半期(4~6月)に工事量が少なく、偏りが激しい。限られた人材を効率的に活用するため、施工時期を平準化し、年間を通して工事量を安定化する

生産性の現状

トンネル工事

トンネル1mあたりに要する作業員数

昭和30年代
58人
平成22年度
6人

生産性10倍

土工

1000m2あたりに要する作業員数

昭和59年度
16人
平成24年度
13人

生産性横ばい

コンクリート工

100m3あたりに要する作業員数

昭和59年度
12人
平成24年度
11人

生産性横ばい

ICT施工の流れ

3Dレーザースキャナ等を活用した現況測量

当社では、レーザースキャナを用いた起工測量を行っています。土工事、舗装工事、浚渫工事等、様々な工種での現況スキャンニング測量を行います。

発注図書から3D設計データを作成

当社では、設計図書がない維持補修等の工事でも現況データを観測し計画・3D設計データの作成を行います。

マシンコントロールを利用した施工

当社では、マシンコントロール機械に対応した3D設計データLandXMLを作成することができます。

 

3Dレーザースキャナ等を活用した出来形測量

当社では、レーザースキャナを用いた出来形測量を行います。路体、路床、路盤等、必要な場面でスキャンニングを行うことにより規定の帳票や、ヒートマップの作成も行います。

3Dレーザースキャナ等を活用した出来形測量

当社では、電子納品データの作成から、完了検査でのデータの提示・検測まで責任を持って行います。